FUJIFILM開発者によるトークショー

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X-Pro1

CPプラス2014のイベントで

一番楽しみにしていたのが

X-T1開発者たちのトークショー

X-T1で撮影された写真を見ながら
プロの写真家による解説を聞くのも楽しい。
CPプラス2014FUJIFILM開発者トークショー
しかし、カメラの仕組みや
X-T1が出来上がるまでの経緯
カメラへのこだわり、情熱を聞くと
こっちまで熱くなってしまう。

CPプラス2014FUJIFILM開発者トークショー
トークショーのスケジュール

CPプラス初の開発担当5名でのトークショー
CPプラス2014FUJIFILM開発者トークショー
商品企画:上野氏から
Xシリーズの概要説明
【コンセプト/目指したもの】
オートフォーカス性能や動体撮影能力を極限まで高めた。
動体を撮影するためには優れたファインダーが必要である。
ファインダーをセンターに持ってきて
ピントや構図が把握できる見やすい視野。
そのファインダーを助ける情報表示
(グラフィックユーザーインターフェース)を合わせて強化する。
【Xデザイン】
Xシリーズ、ずっと貫いているものはXデザイン
『Xデザインとは?』
ずばり、カメラらしいということ。
「APSCというセンサーサイズでフルサイズに匹敵する画質を出そう!」
X-T1はそこから成り立った。
【X-T1概要】
Xシリーズのカメラにおいては初となる
一眼レフスタイル(シューティングスタイル)
今までとは少し違った形状をしている。
X-T1デザイン担当:今井氏


【デザインについて】
今までのXシリーズはレンジファインダー式でしたが
今回のX-T1は満を持して一眼レフスタイルを採用した。
こんな質問を多くされる。



『どうして、Pro1、E-2からデザインを変えたのか??』
Pro1、E-1の頃は比較的小さな単焦点レンズのラインナップが多かった。
これから我々は、大口径や長い望遠レンズをラインナップしていく予定である。

『望遠レンズを取り回す時に、一番いいスタイルは何だろう?』


その問を1から考えた。
覗く位置とレンズを構えた位置が揃うスタイル。
これが最も重量バランスが良いスタイルだ。
上下左右の撮り回しが理にかなっている。
だからこのスタイルにした。
数十年かけて築き上げられた
センターファインダースタイルは正に理にかなっていた。
レフが有る無いにかかわらず、レンズ光軸上にファインダーがあって
それを中に入れるよりも、外に出っ張らせた設計。
右目で覗いても左目で覗いても体の重心からボディーがずれない。
この辺を追求して作られた。



【往年の佇まいをもったカメラ
X-100やそれ以降のレンジファインダー式カメラからX-T1にかけて
往年の意味合いが変わった。
【ダイヤルオペレーションについて】
ダイヤルによる操作はX-100からずっと続いている。
シャッターダイヤル、露出補正ダイヤル
従来のモデルからこのスタイルを踏襲している。
更にX-T1ではISOダイヤルを設けている
電源を入れる前段階から、ほとんどの機能を制御/確認ができる。
X-100当時から考えていた操作する喜び、使いこなす喜びを表現した。
【ダイヤル構成】
ダイヤルについては模型を作りミリ単位で回しやすいか回しにくいか
開発の方と何度も打ち合わせをしながらこの形に至った。
【コンパクト性】
どんなに良い道具でも大きかったら
その道具を持って行きにくくなる。
それは非常にもったいないことである。
X-T1のライバル機とされるカメラと比較してみると
どれだけ小さいかが分かる。
CPプラス2014FUJIFILM開発者トークショー
この道具を使いたいと思ってもらえる。
荷物が多くても、コレだったら持っていける。
そんなサイズにまで落とし込んだ。
また、グリップも非常に握りやすくした。
むやみやたらに大きいという事ではない。
必要最小限かつ、気持よく握りやすい出っ張りに設計した。

今井氏からのデザインについての説明は以上です。
なぜ、今までと違うデザインにしたのか
X-T1は、従来の機種と何が違うのか
何がメリットなのか。
よく分かる解説でした。
次回もFUJIFILM X−T1開発者達の
トークショーの続きを書こうと思います。
【CPプラス2014の記事一覧】
CPプラス2014会場内の様子(その1)
2014CPプラス会場の様子(その2)
CPプラス2014富士フィルムブースにて
FUJIFILM開発者によるトークショー
X-T1のファインダー性能について
X-T1のファインダー情報表示について
X−T1の高感度性能について
CPプラスで会った人
X-E2のファインダーがX−T1と同じ表示タイムラグになる!?
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